<東京商工会議所会頭 会見ファイル>  ―連合が来年の春闘について、中小企業には大手との格差是正分1%上乗せした6%の賃上げ目標を掲げた。  連合側の組合員でも千差万別。目標感として出したのだと思う。従業員がいなくなれば元も子もないので、従業員にとどまってもらう対価は払わざるを得ない。DX(デジタルトランスフォーメーション)化や省力化、生産性とその付加価値など、各企業は努力が必要だ。

日本商工会議所の小林健会頭(2024年4月撮影)

 ―石破茂首相が本年度補正予算について、13兆円超えとなった昨年度の補正予算を上回る規模感を示した。今の経済状況でこんな巨額の補正予算は必要か。  経済団体として、経済対策を中心にして、それだけの額の補正予算を組んでもらえるのは歓迎する。非常に巨額だが、経済を活性化して税収を上げるというところで貢献していくこともあるんじゃないか。(17日・竹谷直子)   ◇  東京23区の中小企業など会員数8万を超える東商の小林健会頭の定例会見を詳報し、東京の経済の今を伝えます。


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