リクルートは17日、人工知能(AI)に関わるエンジニア系の求人数が2023年度は6年前の17年度に比べて4.7倍だったと発表した。生成AIの活用が広がり、IT(情報技術)企業のほか製造業やサービス業など幅広い業種で需要が増えているため。一方、転職者数は約3倍と求人数に比べて伸びが小さく、人材の獲得競争は激しくなっている。

転職支援サービス「リクルートエージェント」を通じてAIに関連する求人の動向を調べた。AIに加えて、「深層学習」や「大規模言語モデル」など関係する単語を含む求人を抽出し、無関係なものは除いた。職種別ではエンジニア系と経理や人事などを含む営業・企画・管理部門に分けて調べた。

AIに関する求人のうち7割がエンジニア系で、3割が営業・企画・管理部門だった。営業・企画・管理部門は17年度に比べて5.2倍とエンジニア系よりも伸びが大きかった。業務の効率化などを目的にAIを活用できる人材を求める企業が多い様子がうかがえる。

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