ニデック傘下のニデックマシンツール(滋賀県栗東市)は16日、歯車を生産する工作機械3機種を発売すると発表した。加工前の金属材料と加工後の部品を高速で入れ替えられる機構などが特徴だ。電気自動車(EV)用部品やロボット部品の加工向けに売り込む。
「ZFAシリーズ」は歯車の加工が終わった部材を取り出すとすぐに新しい部材を投入できる。部材の入れ替えにかかる時間を従来機種の最大で半分に短縮し生産効率を高める。直径16センチメートルまでと26センチメートルまでの歯車に対応する2機種を用意した。
「ZI25A」はリング状の金属の内側に歯をつけた内歯車を生産する。最大で直径25センチメートルの内歯車の加工が可能だ。従来機種は直径20センチまでの対応だった。ニデックマシンツールは旧三菱重工工作機械で、2021年にニデックグループに入った。歯車工作機械では国内首位のシェアを持つ。
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