カナダのアリマンタシォン・クシュタール(ACT)によるセブン&アイ・ホールディングス(HD)への買収提案に関し、米資産運用会社アーティザン・パートナーズが、セブンの取締役会に対して書簡を送ったことが16日、わかった。アーティザンはセブン&アイの株主で、書簡では「買収提案にかかわることが最善だ」などと早期の交渉開始を改めて求めた形だ。
セブンによると書簡は15日付。アーティザンはセブンがACTへデューデリジェンス(資産査定、DD)の許可を与え、セブン&アイの株主にとって利益の最大化を実現するために買収交渉を始めるべきだとした。アーティザンは8月末にも同様の書簡を送っている。
セブンへの買収提案を巡っては、ACTが買収額を7兆円規模に引き上げた再提案をしたことが10月、明らかになった。セブン側はACTの提案内容について、社外取締役で構成する特別委員会で議論して対応を決める。
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