アサヒグループホールディングス(GHD)は10日、円建ての個人向け国内社債を200億円発行すると発表した。個人向けの起債は同社がアサヒビールだった2004年4月以来、約20年ぶり。年限は5年で、利率は0.854%。国債利回りに対する上乗せ金利(スプレッド)は0.29%とした。
消費者への知名度の高さを生かし、資金調達手段の多様化につなげる。物価の上昇率に比べ預貯金の金利はなお低く、資産の実質的な目減りを懸念する個人の需要を取り込む狙いもある。
申込単位は100万円で、募集期間は11〜23日。払込日は24日。調達資金は23日付で償還予定のユーロ建て普通社債の償還に伴う、手元資金の補充にあてる。
同日、機関投資家向けに5年物と10年物の社債を合計500億円発行すると発表した。
「日経電子版 投資・財務・会計」のX(旧Twitter)アカウントをチェック鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。