リッジラインズは生成AI(人工知能)などを活用したコンサルティングサービスを手掛けている

富士通子会社のリッジラインズ(東京・千代田)は8日、金融事業者のサイバーセキュリティー対応を支援するコンサルティングサービスを始めたと発表した。金融庁が4日に公開した金融事業者向けの新ガイドラインに対応する。IT人材やノウハウが不足する事業者に売り込む。

富士通の金融システムを担当する部門と連携し、顧客企業のリスク管理体制を強化する。新たなガイドラインと照らし合わせ、対応が必要な課題やリスクを分析する。

金融庁の新ガイドラインは、経営層がサイバーセキュリティーに係る規程や業務プロセスの見直しを年に1回行うなどの指針を示した。銀行などの金融事業者のほか、電子決済サービスや暗号資産事業といった周辺事業を手掛ける事業者も対象だ。

業務やサービスのデジタル化が進み、金融分野ではサイバー攻撃や不正アクセスなどのリスクが高まっている。事業者にはこれまでよりも強力な対応が求められている。

リッジラインズは富士通がデジタルトランスフォーメーション(DX)をけん引する子会社として2020年1月に設立した。生成AI(人工知能)やデジタル技術を活用して企業の業務改革を支援している。

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