南太平洋のツバル=2011年10月、ニュージーランド空軍撮影(AP=共同)

 日本政府は米国やオーストラリアと協力して、太平洋島しょ国で通信インフラの強化に乗り出した。関係者が7日明らかにした。台湾と外交関係を保つツバルやパラオといった国が支援対象で、海底ケーブルの敷設のほか、データセンターなど陸上の通信設備の整備を進める。地域での影響力を強める中国に対抗する狙いがある。

 島しょ国やその周辺には、日本と北米、アジアを結ぶ通信用の海底ケーブルが張り巡らされており、通信の要衝となっている。

 海底ケーブルは生成人工知能(AI)の普及で通信量が急増する中、重要性が増す。ツバルにとっては初の海底ケーブルで日本は敷設に関わる技術協力などを行う。

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