使用済み核燃料の中間貯蔵施設を運営するリサイクル燃料貯蔵(RFS、青森県むつ市)は4日、稼働の開始予定時期を10月31日から11月20日に延期したと発表した。当初1週間程度と見込んでいた使用前事業者検査が長引いているため。9月26日に東京電力柏崎刈羽原発から金属容器1基を初搬入し、事業開始に向けた準備を進めていたが、原子力規制委員会に4日付で計画変更を届け出た。

青森県むつ市の中間貯蔵施設=共同

RFSは「初搬入に伴う検査などについて、慎重かつ安全に作業するため余裕を持った工程に変更した」と説明している。中間貯蔵施設は、原発の使用済み燃料を再処理するまで最長50年間保管する施設。事業開始前にはRFSによる検査の後、検査が適切に行われたかどうか規制委側の確認が必要となる。

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