大阪ガスは4日、二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの排出削減量を売買する排出量取引を、生成人工知能(AI)が評価するシステムを開発したと発表した。削減量をごまかすといった「見せかけの環境対応(グリーンウォッシュ)」を短時間で見抜くことが可能になる。排出量の売買は世界的に広がっており、外部に有償でサービスを提供することも視野に入れる。  開発したAIは、土に埋めるとCO2を削減する「バイオ炭」を使った計画書を読み込ませると、数十秒で審査し基準を満たしているかを判断する。大ガスによるとAI活用は世界でも初の試みという。今後は植林計画の実効性も審査できるようにする。


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