ファラロンは株式の保有目的について「状況に応じて重要提案行為などを行うことも含む」としている

米運用会社のファラロン・キャピタル・マネジメントがフジテックの株式を6.59%保有していることが4日、わかった。ファラロンが同日、関東財務局に大量保有報告書を提出した。保有目的については「状況に応じて重要提案行為などを行うことも含む」としている。フジテックは香港投資ファンドのオアシス・マネジメントも19.9%の株式を保有している。

報告義務発生日は9月27日付で、ファラロンの保有株数は519万5700株となる。

フジテック株を巡っては、主要株主のオアシスが2022年にフジテックと創業家が不適切な取引をしたと主張し、創業家出身の内山高一前会長と経営権を争っていた。フジテックは25年3月期の配当性向で8割超を見込むなど、日本企業の平均とされる3〜4割よりも高い水準となっている。

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