関電発スタートアップのソコナラ(福岡市)は企業と人材のマッチングサービスを通して地域の活性化も目指す

関西電力は3日、中小企業と転職希望者のマッチングサービスを始めると発表した。関電が社内ベンチャー制度で公募した事業で、関電子会社などが出資し7月に設立したソコナラ(福岡市)が手掛ける。地方では都市部に比べ人材不足が深刻で、人事専任の担当者がいない中小企業も多い。関電の知名度も生かし、地域の活性化につなげる。

地方への転職希望者がソコナラの企業情報サイトを閲覧しながら重視する価値観や場所、興味のある事業などを選択する。ソコナラがマッチしそうな企業の経営者らと交流する機会を設ける。

交流会では企業風土や事業内容についての理解を深め、ミスマッチが起きないようにする。「企業側は意欲の高い人材を効率的に獲得できるようになる」(関電)という。まず10月から福岡市を対象にサービスを始め、順次全国に広げる。

求職者は原則無料で、企業側はサブスクリプション(定額課金)で月5万円をソコナラに支払う。2029年度に3億5000万円の売り上げを目指す。

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