ワールドが3日発表した2024年3〜8月期の連結決算(国際会計基準)は純利益が46億円だった。同社は前期に決算期を3月から2月に変えており、23年4〜9月期との単純比較では42%増だった。電子商取引(EC)やリユース事業が好調だったほか、ブランドバッグのサブスクリプション(定額課金)サービス「ラクサス」の値上げも奏功した。

売上高にあたる売上収益は1101億円、売上収益から売上原価と販管費を除いたコア営業利益は80億円だった。23年4〜9月期との比較ではそれぞれ7%増、39%増だった。

デジタル事業の事業利益は23年4〜9月期比で2・7倍に増えた。子会社のティンパンアレイ(東京・品川)が展開する、高級ブランドの古着を扱う専門店「ラグタグ」などがインバウンド(訪日外国人)需要もあり高額品の販売が堅調だった。ブランド事業も増益を確保したが、春物の過剰在庫などが響き会社計画は下回った。

25年2月期通期の業績見通しは据え置き、売上収益は2300億円、純利益は85億円を見込む。

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