首都高速道路は2日、お客様センターへのカスタマーハラスメント(カスハラ)対策として、2023年5月から今年8月末までに22件の客からの電話を途中で切ったと発表した。6月からは暴言を含むメールの問い合わせには対応しないことにした。カスハラから従業員を守る狙いがある。
首都高は23年5月に「切電マニュアル」を策定した。①30分以上同じ内容を繰り返し主張する②要求内容が不当である③威圧的な発言・口調である――のいずれかに該当する場合、相手に理由を伝えたうえで電話を切る運用とした。従業員からは「会社が社員を守ってくれると感じ、客への対応に集中できる」との声が出ているという。
首都高の寺山徹社長は2日の記者会見で「電話には丁寧、真摯に対応するのが基本だ。電話を切った後、いずれもトラブルには発展していない」と述べた。
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