独BMWの日本法人は2日、同社の高級セダン「M5」を7年ぶりに全面モデルチェンジして発売すると発表した。価格は1998万円から。「5」シリーズでは初めてとなるプラグインハイブリッド車(PHV)を追加した。上級車種でも電動化し、環境規制に対応しながら販売拡大を目指す。
販売は2日から。納車は11月中旬以降を予定する。22.1キロワット時の電池容量を持ち、モーターで加速時や高速走行時の性能を高めた。発車から3.5秒で時速100キロメートルになる。早い速度での走行時も時速80キロメートルから120キロメートルに2.2秒で達する。
モーターのみでも走行が可能で、航続距離は欧州仕様で約70キロメートル。車体の屋根となるルーフの部分にカーボンの樹脂を使い、従来から約30キログラム軽くした。モーターや電池で車体が重くなることに対応した。
日本法人の長谷川正敏社長は「M5は日本で人気が高い。環境負荷を考慮しながら走行性能を高めた」と述べた。
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