デジタルクランプが独自に構築した職人のデータベースを活用し、最適な施工者を見つけられる

ソフトウエア開発のデジタルクランプ(東京・豊島)は住宅リフォーム工事の受発注や施工管理を効率化するサービスを年内に始める。独自に構築した職人のデータベースを活用し、依頼主は最適な施工者を見つけられる。見積もりデータなどを基に人工知能(AI)が工事の概算コストを算出する機能も提供し、3年後に150社の導入を目指す。

システム開発などに充てるため、ベンチャーキャピタル(VC)のガゼルキャピタル、ユナイテッドなど4社を引受先とする第三者割当増資で約8500万円を調達した。

開発中のシステムは工事の依頼主が案件内容を入力し、職人の募集や見積もりの作成、発注を一元的に管理できる。工事はデジタルクランプが請け負う形式とし、工程表や報告書の作成、現場写真・動画の解析など事務作業を同社が担うことで、元請けと職人双方の負担を軽減する。

高橋知大代表はリフォーム会社の現場作業員を経てIT(情報技術)企業で働いた後、2021年に同社を設立した。「多重下請け構造で非効率な商流を改革し、職人が自分の得意なことに集中できる環境をつくりたい」と話す。

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