ベイシアが展開を始めた「ハピラボ」で扱うスニーカーは軽さが売りだ(24日、前橋市)

大手スーパーのベイシア(前橋市)は、靴のオリジナルブランド「Hapi Labo(ハピラボ)」を発売した。足と靴が当たって痛みが出やすい部分に柔らかい素材を使うなど、靴の悩みを解決する設計が特長。今後は商品の種類を拡大し、将来的に取り扱い店舗を専門店化していく考えだ。

ハピラボでは4つのシリーズを展開する。パンプスを中心とする「エレガンス」、サンダルやブーツなどの「シーズン」、スニーカーを扱う「カジュアル」、仕事用の「働くシューズ」だ。まずは21品目を投入し、群馬県や埼玉県、千葉県などを中心とした62店で販売する。今後、大手通販サイトのアマゾンでの販売も検討する。

エレガンスなどのシリーズでは、外反母趾(ぼし)でも痛みが出にくいように親指のつけ根部分にゴムを使うなどの工夫を施した。スニーカーは伸縮性に富む素材を使い、重さも片足180グラム以下と軽さを売りにする。働くシューズは機能的な中敷きで足の負担を軽減する。主に女性をターゲットにするが、今後は男性用にも広げる考え。

ベイシアは2023年に衣料品の独自ブランド「YORIMO(ヨリモ)」を立ち上げるなど、同事業の他店との差別化に力を注ぐ。靴でも独自色を出すことで、食品だけでない来店動機を掘り起こす。衣料事業部の佐藤勝事業部長はハピラボについて「専門店化を目指し、100商品に拡大したい」と話した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。