トヨタ自動車など国内の乗用車メーカー8社がまとめた2024年8月の世界生産は前年同月比10.6%減の181万8419台だった。4カ月連続の前年割れで、8社全社がマイナスとなった。自動車の不正問題やアジア地域での販売台数減少などが響いている。
減少台数が最も大きいのはトヨタ自動車で11.2%減の70万9571台だった。7カ月連続で前年を下回った。車の量産に必要な「型式指定」の不正問題などを受け、国内工場の生産停止などが響いた。
日産自動車は15.5%減の23万6016台、ホンダは11.3%減の30万7870台と、国内大手3社はそろって10%以上のマイナスとなった。各社とも東南アジアや中国で安価な中国メーカーの電気自動車(EV)の台頭に苦戦しており、生産台数も伸びていない。
国内生産も8社全社がマイナスとなり15.5%減の51万3187台だった。マツダは14%減の4万6865台にとどまった。一方で海外生産は国内8社で唯一伸び、18.8%増の3万9327台だった。主力の「CX-50」「CX-30」が伸びた。
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