古河電池は26日、2025年3月期の連結純利益が前期比32%減の17億円になる見通しだと発表した。従来の増益予想(20%増の31億円)から一転、減益になる。産業向けの非常用バッテリーの一部ロットで生じた液漏れに対する保証費用16億円を特別損失に計上することが響く。
セコムのセキュリティーシステムに使用している小型の鉛蓄電池の一部ロットで液漏れが生じた。取り換えにかかる製品保証費用を24年4〜9月期に計上する。被害については現在調査中の案件が1件あるほか、液漏れの原因についても調査を進めている。
売上高は6%増の800億円と従来予想を据え置いた。大規模データセンターや鉄道向け製品などが堅調に推移すると見込む。価格改定も寄与する。
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