点眼薬などの後発薬(ジェネリック医薬品)メーカーの日東メディック(富山市)は3交代制勤務を採用し、生産ラインの一部を24時間体制に切り替えると発表した。10月から先発薬の一部で自己負担が増えるのに伴い、後発薬の需要増加を見据えて安定供給できるよう生産体制を強化する。
医療用医薬品の生産ラインに3交代制の勤務形態を導入する。従来の2交代制に夜勤を加える。また、3交代制とは別個に夜勤専属の勤務形態も採用し、給与体系を手厚くする。新規募集を基本として社内希望者の異動も受け入れる。人材が確保でき次第開始する。
10月から後発薬のある先発薬を利用する際は、先発薬と後発薬の価格差の4分の1を上乗せして窓口負担することになる。保険外として費用を負担する「選定療養」制度を先発薬に適用するもので、今後は後発薬のさらなる需要拡大が予想されるため、同社は3割増を見込んだ生産体制をとる。
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