ニューバランスジャパン(東京・千代田)が27日、大阪・心斎橋に新店舗を開く。商品数を絞り込み、フロアの中心に円形のソファを配置するなどゆとりある店舗設計にした。丁寧な接客や商品説明をしやすくして、国内客のほか旺盛なインバウンド(訪日外国人)需要の取り込みも目指す。
ニューバランス心斎橋は地下1階から地上3階まで4フロアあり、店舗面積は約975平方メートル。商品数はシューズやアパレルなど約550SKU(商品の最小管理単位)と、同規模の店舗に比べて4割ほど少ない。ランニングシューズやゴルフウエア、米メジャーリーグの大谷翔平選手モデルのアパレルなどを販売する。
靴の選び方やランニングに関する専門資格を持った店員が接客する。来店客とのコミュニケーションに注力する同様のコンセプトの店舗は国内5店目で、関西では初めて。飲食店や高級ブランド店が立ち並ぶ商店街に位置し、ニューバランスジャパン営業本部リテール部の中塚博シニアマネージャーは「売り上げの6割ほどがインバウンドになるのではないか」と話す。
ニューバランスジャパンは直営店やオンライン販売など直販の割合を増やす目標を掲げ、今後も国内で直営店の出店を加速する。
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