オフィス家具大手のイトーキは26日、3Dプリンターを活用した家具製造について研究を始めたと発表した。慶応義塾大学と共同で10年後の実用化を目指す。コストや環境負荷の低減につなげる。少量生産などに対応しやすい利点がある。
同日開いた記者発表会で3Dプリンターで作製したオフィス用デスクを公開した。人工知能(AI)による設計で、樹脂素材の天板を製造できることを確かめた。
「3Dプリンターを使った製造は従来法に比べて少量から生産できる。多様なデザインの家具をコストを抑えて製造できる」とイトーキ中央研究所所長の清水俊也氏は説明した。従来の金型に素材を流し込む製造方法は金型の製造コストが高く、少量生産では採算が取りにくい問題がある。
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