村田製作所が２６日発表した２０２４年３月期連結決算の純利益は前期比２５・９％減の１８０８億円だった。電動工具などに使われるリチウムイオン電池の不振で、減損損失４９４億円を計上したことが響いた。売上高は２・８％減の１兆６４０１億円だった。 　新型コロナウイルス禍により自宅で使う電動工具の需要が増え、リチウムイオン電池の増産投資を実施した。だが、その後の反動減で想定より売り上げが伸びなかった。一方、自動車向け製品の販売は好調だった。 　２５年３月期の連結業績見通しは、売上高が３・６％増の１兆７千億円、純利益は３０・０％増の２３５０億円を見込む。


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