大塚製薬傘下の米ボナファイドヘルス社が米国で発売した女性向けサプリメント「Thermella(サーメラ)」

大塚ホールディングス(HD)傘下の大塚製薬は25日、孫会社の米ボナファイドヘルス社が米国で更年期女性向けのサプリメントを発売したと発表した。更年期の女性に見られるほてりや発汗の症状を抑える。女性向け健康食品の知見を蓄え、日本や米国などの事業につなげる。

ボナファイドヘルス社のインターネット通販で、更年期女性向けサプリ「Thermella(サーメラ)」を発売した。ウコンや緑茶など植物由来の成分を配合した。販売価格は60粒で60ドル(約8600円)。1日2粒を目安に摂取する。

2017年設立の同社は臨床試験で効果を確認したホルモン不使用の健康食品が強みだ。23年に大塚製薬が米子会社を通じて買収した。

一般的に45〜55歳の女性が迎えるとされる更年期には、閉経に伴って女性ホルモンの分泌が減少するなどして心身に不調が出やすい。ほてりや夜の発汗は特によく見られる症状で、米国では更年期女性の8割が経験するという。

大塚製薬は女性向け健康食品に力を入れており、21年には泌尿器分野のサプリメントを手がける米ユコラを買収した。米国市場の知見を他地域でも生かす。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。