メルセデス・ベンツ日本(千葉市)は25日、全国の商業施設に電気自動車(EV)の急速充電器を設置することを明らかにした。これまでは約200カ所ある同社の販売店に設置していた。国内でEV販売が停滞する中、顧客の利便性を高めてEV普及を目指す。
蓄電池事業を手掛けるパワーエックス(東京・港)の充電器を25ほどの拠点に新設する。最大出力は150キロワット程度で、10分間に航続距離で最大150キロメートル分の充電ができる。
1日に社長に就任したゲルティンガー剛氏は「欧州と日本で絶対的に違うのは急速充電器の数。EV普及に向け、充電設備が一番重要になる」と話した。
主力の多目的スポーツ車(SUV)「Gクラス」のEVを24年中に日本で販売することも明らかにした。国内の新車販売台数に占めるEV比率は低水準が続いており、24年8月は1.6%にとどまっている。
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