盛岡市は起業家支援の資金をクラウドファンディング(CF)型ふるさと納税で調達する。既に対象2社を決め、第2弾候補に3社を選んだ。内舘茂市長が2023年の市長選で公約に掲げた「4年間で起業1000社、新規上場3社」の実現に向けた施策の一環だ。
対象2社は子どもの貧困対策に取り組むNPOと猫用ペットホテル開設を目指す個人事業主。それぞれ150万円、115万円を目標に10月2日から12月31日まで寄付(ふるさと納税)を募る。市は寄付金を財源として起業家に資金を交付する。
寄付者は応援したい起業家を選んで、ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」で寄付をする。事業進捗に関する報告を受けるほか、寄付額に応じて果物や食品といった同市の返礼品を受け取る。
同市がCF型ふるさと納税を募集するのは初めて。第2弾の3社は今後、認定審査を経て詳細を決定する。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。