中部電力の林社長は電力不足への対応について点検の重要性を強調した

中部電力は24日、電力供給の余力を示す広域予備率が9月18日に5.2%と、夏場としては比較できる2022年度以降で最も低くなったと発表した。「全国的に気温が想定以上に上昇したため」という。今夏の最大電力需要も8月5日の2521万キロワットと、2年ぶりの高水準だった。

今夏の名古屋は9月に入っても猛暑日が続き、予備率は低下傾向にあった。19日には送配電子会社の中部電力パワーグリッドが東京電力パワーグリッドから電力融通を受けた。電力融通を受けたのは3年9カ月ぶり。

林欣吾社長は記者会見で、電力不足への対応について「短期的には発電施設の故障で予期せぬ予備率の低下がないよう、点検をしっかりやることが重要になる」と話した。

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