キオクシアは資金調達を加速している(キオクシア北上工場)

半導体メモリー大手のキオクシアホールディングス(旧東芝メモリ)は20日、金融機関から新たに1200億円のコミットメントライン(融資枠)を設定したと発表した。北上工場(岩手県北上市)で2025年9月から人工知能(AI)向けの最先端メモリーを量産するための設備投資などに充てる。四日市工場(三重県四日市市)の生産も増やす。

三井住友銀行、三菱UFJ銀行、三井住友ファイナンス&リースとの間で設備投資用の融資枠を結んだ。キオクシアは協業する米ウエスタンデジタルと合わせて最先端メモリーに計7290億円を投資する計画を掲げる。6月には大手3銀行から2100億円の融資枠を確保したほか、8月には東京証券取引所に上場を申請するなど増産に向けて資金調達を拡大している。

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