日本製鉄は去年12月、アメリカの大手鉄鋼メーカー、USスチールを買収することで両社で合意していて、アメリカ政府の対米外国投資委員会が審査を進めています。

この買収計画について欧米メディアは17日、委員会が日本製鉄に対して、審査の再申請を認める見通しだと相次いで伝えています。

報道に対して、日本製鉄は「審査についてはコメントできない」としていますが、関係者によりますと、買収計画の実現を目指す日本製鉄が委員会に対し、18日までに計画の再申請を行ったことがわかりました。

これに伴い、審査期間は延長される見通しで、欧米のメディアは、委員会が買収を認めるかどうかの判断は、11月の大統領選挙の後になる可能性があると報じています。

この買収計画に対しては、鉄鋼業界の労働組合などが反対している一方、アメリカの有力紙、ワシントン・ポストは13日、地元経済への影響などを懸念して、判断は近いうちに下されない可能性があると伝えていました。

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