国内のスタートアップが9月9〜13日までに発表した主な資金調達をまとめました。各社の資金調達に関する記事やこれまでの関連記事を取り上げます。
LocationMind 13億7000万円
人流分析サービスを手掛けるLocationMind(ロケーションマインド、東京・千代田)は博報堂DYベンチャーズや大和ハウスベンチャーズなどからの調達と融資も含めて総額13億7000万円を調達したと発表しました。人材採用やグローバル展開など既存事業への投資のほか、宇宙事業を強化します。
ACROVE 約20億円
電子商取引(EC)の販売支援を手掛けるACROVE(アクローブ、東京・千代田)はベンチャーキャピタル(VC)のブーストキャピタルなど4社を引受先とする第三者割当増資と融資で約20億円を調達したと発表しました。調達資金は後継者不在のECブランドなどのM&A(合併・買収)に充てます。
EC販売支援のACROVE、20億円調達 M&Aに振り向けLexxPluss 6億4000万円
荷物の搬送ロボットを手掛けるLexxPluss(レックスプラス、川崎市)は新株予約権付社債も含めて三菱HCキャピタルなどから6億4000万円を調達したと発表しました。調達先の三菱HCキャピタルやニフコと連携して開発や販売体制を拡充します。
七十七銀行、神奈川県の自動搬送ロボット会社に投資Symbiobe 8億円
京都大学発スタートアップのSymbiobe(シンビオーブ、京都市)はVCの環境エネルギー投資や出光興産を引受先とした第三者割当増資で8億円を調達したと発表しました。細菌を使って二酸化炭素(CO2)を吸収するシステムを開発しており、大型実証施設の建設などに使います。
京大発シンビオーブ、8億円調達パワーエックス 24億6000万円
蓄電池事業を手がけるパワーエックス(東京・港)は24億6000万円を調達したと発表しました。戸田建設やSMBC日興証券などが第三者割当増資を引き受けました。蓄電池の新製品の開発に充てます。
パワーエックス、24.6億円の資金調達 新型蓄電池を開発CrowdChem 2億9000万円
化学分野に関する情報提供プラットフォームを手掛けるCrowdChem(クラウドケム、東京・品川)はVCのANRIなどから2億9000万円を調達したと発表しました。プラットフォームのアルゴリズムやデータを強化するなど、開発を進めます。
将来宇宙輸送システム 3億6000万円
宇宙スタートアップの将来宇宙輸送システム(ISC、東京・中央)はVCのみやこキャピタルなどを引受先とする第三者割当増資で3億6000万円を調達したと発表しました。投資家と連携しながら研究開発や事業開発に取り組みます。
将来宇宙輸送、25年にロケット打ち上げ 離着陸試験令和トラベル 約48億円
海外旅行予約アプリを手掛ける令和トラベル(東京・渋谷)はVCなどを引受先とする第三者割当増資で約48億円を調達したと発表しました。人工知能(AI)開発のPKSHA Technology(パークシャテクノロジー)と資本業務提携し、生成AIを活用した新機能の開発に取り組みます。
令和トラベル、48億円調達 旅行アプリにAI新機能鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。