記者会見する山本社長(13日、名古屋市)

衣料品製造卸のクロスプラスが13日発表した2024年2〜7月期の連結決算は、純利益が前年同期比40%減の7億5400万円だった。販管費などが増えたほか、前年の有価証券売却益が剝落した。

売上高は同8%増の296億円。服飾雑貨を扱う店舗や、自社ブランドの電子商取引(EC)販売など小売業が売り上げを押し上げた。

下半期の消費動向に関して、山本大寛社長は「残暑継続での秋冬衣料の動きが見通せない」と話す。カーディガンや薄手のジャケットなどライトアウターを増やすほか、夏服を販売する期間を延ばし、残暑や暖冬に対応する計画だ。

25年1月期通期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比3%増の620億円、純利益は同47%減の11億円を見込む。

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