日野自動車は中国のディーゼルエンジン生産から撤退する

日野自動車は13日、中国でのディーゼルエンジン生産から撤退すると発表した。現地の子会社が9月末で製造をやめる。トラックや建設機械用のエンジンを販売してきたが、中国企業の台頭や電動化を受けて撤退を決めた。

製造終了を決めたのは子会社の上海日野エンジン(上海市)。2003年設立の合弁会社で、日野が70%、中国の国有自動車大手の広州汽車集団が30%出資している。電気自動車(EV)シフトなどで収益性が悪化していた。23年の販売は1874基の販売にとどまり、ピーク時の1割以下となっていた。

上海日野は24年度以降に解散する予定。日野は発売したエンジンのメンテナンスなどのサービスは当面継続する。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。