小野事業所(兵庫県小野市)に新ラインを設ける

マクセルは13日、医療用電池の生産能力を現在の2倍に引き上げると発表した。小野事業所(兵庫県小野市)に約50億円を投じ、生産ラインを新設する。生活習慣病の増加で受け肌に貼り付ける小型医療機器などの需要が高まっているのに対応する。

新ラインは既存の建屋を増築して設置し、2027年10月に完成させて28年3月までに稼働させる。肌に常時貼り付けて使う血糖測定器(CGM)や内視鏡に用いる使い切りの小型電池を増産する。

マクセルは27年3月期までに中期経営計画で成長分野に350億円を投資する方針を掲げる。今回の投資はその一環。同中計では27年3月期の連結売上高は前期比16%増の1500億円、営業利益は48%増の120億円を目標とする。

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