タカミヤは研究開発拠点を開設した

足場など建設資材のリースや製造を手がけるタカミヤは13日、兵庫県尼崎市の資材置き場に、研究開発拠点を開設したと発表した。経年劣化した足場の安全基準を開発するほか、トラックの搬出入をチェックするシステムの改良を手がける。建設業で時間外労働の規制が強化される2024年問題の解決に向け、共同開発も含めた技術開発力の底上げを図る。

12日に開業した。地上2階建てで延べ床面積1553平方メートル。足場の耐久性を試験する専用設備を設置したほか、ゼネコンなどとの共同開発に向け、ラウンジ型のスペースを設けた。実際の足場に用いる機材や建設現場の映像を用いて、労働災害を疑似体験できるブースを設けた。リース先であるゼネコンなどに安全講習を実施する。

タカミヤはゼネコンや専門工事業者に自社開発の足場をリースし、作業効率化を提案する。建設工事の多い大阪都心の近くに研究開発拠点を置くことで、実証実験などのスピードを速めたい考えだ。

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