日本光電は12日、米医療機器のニューロアドバンスドを買収すると発表した。ニューロアドバンスドの株式の100%を所有するファンドから、71.4%を取得する。取得価額は約160億円で、11月29日の株式取得を予定する。日本光電は医療機器消耗品の取り扱い拡充を狙う。
ニューロアドバンスドの米子会社アドテック・メディカル・インスツルメントは、てんかんの外科治療に使う電極を製造・販売している。日本光電はアドテックの製品について日本国内での独占販売権を取得していた。
アドテックの取り扱う電極は、日本光電の脳神経医療機器と親和性があり、売上高の拡大や脳神経領域での事業成長が期待できるという。
ファンド側にはプットオプション(売る権利)を設定する予定で、行使した場合は残りの28.6%の株式を日本光電が追加取得できる。
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