エニーカラーは年65円の配当を実施すると発表した(イラストは所属Vチューバーの顔ぶれ)

Vチューバー事務所運営のANYCOLORが11日発表した2024年5〜7月期の単独決算は、税引き利益が前年同期比33%減の18億円だった。イベントの中止や延期でチケットやグッズ販売の売り上げが落ち込んだ。同日、初めて配当を実施することを発表した。25年4月期に年65円を計画する。

同社は「直近2、3年で同じくらいの営業利益、純利益が出せるようになってきた。安定的な利益創出を見込んでおり配当を始めた」と話した。今年6月には自社株買いを中心に300億円の株主還元方針を示していたが、創業者の持ち分比率が高いなど株主構成を鑑みると、自社株買いだけでは株式の流動性が乏しくなる可能性があると判断した。

売上高は17%減の74億円だった。期初に計画していた3つのイベントのうち1つが12月に延期、1件が中止となり「イベント」が大幅減収になった。営業利益は33%減の27億円だった。

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