流通や外食、繊維などの労働組合が加盟するUAゼンセンは11日、次期会長にイオングループ労働組合連合会会長でUAゼンセン副会長の永島智子氏が就任する見通しであることを明らかにした。18〜19日に横浜市で開催する定期大会での信任投票を経て正式決定する。
11日に東京都内で開いた記者会見で、松浦昭彦会長が定期大会をもって退任する意向を示した。次期会長候補として永島氏が立候補しており、定期大会で実施される信任投票によって正式に選出される予定だ。永島氏が選出されれば、前身のUIゼンセン同盟時代も含めてUAゼンセンとしては初の女性会長となる。
永島氏は2018年からイオングループ労連会長を務めているほか、20年からUAゼンセン副会長、22年からは日本労働組合総連合会(連合)の中央執行委員を務めている。永島氏について松浦会長は「UAゼンセンは6割以上が女性組合員だ。女性会長の選出は産業別労働組合の活動により関心を持ってもらうことにつながるのでは」と話した。
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