新車販売の停滞で中古車両が不足している

日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が11日発表した8月の中古車登録・届け出台数は前年同月比5%減の46万7267台だった。2カ月ぶりにマイナスに転じた。認証不正問題の影響で新車販売が滞り、下取り車両が減ったことで中古車市場でも車両不足になった。

自販連がまとめた8月の中古車登録台数は4%減の26万6378台だった。全軽自協が発表した同月の軽中古車販売台数は6%減の20万889台となった。

中古車オークション運営のユー・エス・エス(USS)によると、8月の成約台数は前年同月に比べ14%多かった。成約車両単価は124万2千円と前年同月より20%高く、10カ月連続で前年同月を上回った。

8月の国内の新車販売台数は6月に発覚した認証不正による一部車種の生産停止の影響などで2カ月ぶりに前年割れとなった。その結果、下取り車両が減り、中古車両が不足したとみられる。日本の中古車はロシアや中東などからの需要が強く、相場は高水準で推移している。

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