【北京共同】ホンダが中国の工場で大規模な生産調整に入っていることが11日、分かった。新車販売の不振を受けて合弁会社の一つ「東風本田汽車」(湖北省武漢市)の全3工場の稼働を一時的に停止した。人員削減も進めており、事業環境は厳しさを増している。
東風本田の年間生産能力は計72万台。販売低迷で在庫が積み上がっているため、8月26日から9月11日までの稼働の一時停止を決めた。
東風本田では生産台数の減少を踏まえて8月下旬ごろから希望退職も募集した。中国メディアによると、対象人数は2千人程度とみられる。
ホンダはEVの出遅れや現地メーカーの台頭を受け、中国市場での販売が大幅に減少している。
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