11日の東京外国為替市場は日銀の中川審議委員が秋田での講演で『日銀の経済・物価の見通しが実現していくとすれば、金融緩和の度合いを調整していくことになる』と発言したことを受けて、日銀がさらなる利上げを検討するとの見方から円を買う動きが加速しました。

円相場は1ドル=141円台半ばまで値上がりし、ことし1月2日以来、およそ8か月ぶりの円高水準になりました。

市場関係者は「アメリカ大統領選挙に向けたテレビ討論会で経済政策に関する2人の候補者の発言に注目が集まっている」と話しています。

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