内田洋行は10日、2027年7月期を最終年度とする中期経営計画を発表した。最終年度に売上高を24年7月期比で22%増の3400億円、営業利益を24%増の115億円に伸ばす。主力事業である企業向け業務クラウドの導入支援の需要拡大を見込むほか、児童・生徒に1人1台の情報端末を配る「GIGAスクール構想」の機器更新需要を取り込む。
同日、日本経済新聞の取材に応じた大久保昇社長は「ICT(情報通信技術)とオフィス家具の両方の事業を持つ点を、ユニークな強みにしていきたい」と話した。人事交流などでグループ各社や事業部を超えた連携を進め、新規事業の開拓や事業分野を横断したサービスの受注につなげる。
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