P&Gとカインズは共同でトラック輸送を効率化する

P&Gジャパンは10日、ホームセンター大手のカインズと物流面での協力を強化したと発表した。北関東エリアで取り組んでいたトラック輸送の効率化の取り組みを、全国に拡大した。P&Gが開発した人工知能(AI)を使った商品の需要予測システムを使い、商品の生産・配送計画の効率化も進める。

2023年10月からP&Gの群馬県高崎市の物流センターとカインズの北関東エリアの流通センターと店舗でトラック輸送の効率化に取り組んでいたが、24年7月から全国9カ所のカインズの流通センターに拡大した。カインズのセンターから店舗に向かうトラックが、帰りにP&Gの物流センターに寄り、P&Gの商品をカインズの流通センターに運ぶなどする。カインズは29都道府県に240店のホームセンターを展開している。

また、P&Gの需要予測システムでのデータ連係を強化し、P&Gの商品生産や輸送計画の精度を高める。

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