Genky DrugStoresは25日、2024年6月期の期末配当予想を従来予想に比べ0.5円上乗せの13円に修正すると発表した。同日、6月20日付で株式の2分割も公表した。分割は持ち株会社に移行する前の17年に実施して以来7年ぶり。株主配当を増やしつつ1単元の投資金額を下げ、投資家層の拡大や流動性向上を図る。

中間配当は12.5円で、24年6月期の年間配当は前期比0.5円増の25.5円を予定する。これまで実施していたクオカードの株主優待を25年6月期以降は廃止する方針も決めた。同社は「当社店舗で使えない商品券を配るより、配当などの還元を強める方が株主にとって利益があると判断した」と説明している。

6月20日付で株式1株を2株へ分割することも発表した。25日の終値は6140円で、現在の最低投資金額は61万4000円。東京証券取引所は「5万円以上50万円未満」を望ましい水準としており、分割で買いやすい株価にする。

25日に発表した23年7月〜24年3月期の連結純利益は、前年同期比35%増の44億円だった。生鮮品の品質を高め、1〜3月の既存店客数は前年同期比で5.6%増えた。新工場でつくるサンドイッチや1個160円の小さい総菜の売れ行きも良かった。

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