日本駐車場開発が6日発表した2024年7月期の連結決算は、純利益が前の期比16%増の51億円だった。2期連続で過去最高を更新した。主力の駐車場事業でオフィスビルやホテルでの新規契約が堅調に伸びた。繰り延べ税金資産の計上も寄与した。

売上高は3%増の326億円、営業利益が4%増の64億円でいずれも最高だった。駐車場事業の利益は12%増の42億円。顧客から車の鍵を預かり駐車作業を代行するバレーサービスは、ホテルなどでの観光需要を取り込み受託件数を増やした。

スキー場事業の利益は50%増の15億円だった。暖冬が続いたものの、降雪機の導入で営業期間を増やし訪日客を取り込んだ。遊園地などテーマパーク事業は繁忙期の天候不順が響き来場者数が減った。

25年7月期については、売上高で前期比11%増の364億円、純利益で8%減の47億円を見込む。スキー場事業などで増収になる一方、前期に繰り延べ税金資産を計上した反動で最終減益となる。年間配当は7円と1.5円増やす。

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