外食大手すかいらーくホールディングス(HD)は6日、北九州発祥のうどんチェーン「資(すけ)さんうどん」の運営会社の全株式を取得し、子会社化すると発表した。取得価額は240億円。資さんうどんは、すかいらーくHDがもつ製造・物流インフラや資金力などを生かし、店舗網の拡大を進める。
資さんうどんの屋号は維持する。株式の譲渡は10月中に実行する予定。
資さんは1976年、北九州市戸畑区で創業し、地元のソウルフードとして親しまれている。昨年からは関西での展開もすすめ、現在は九州7県や大阪などに約70店舗を構える。今冬には東京への出店も予定している。
すかいらーくHDは、グループに人気チェーンを招き入れることで、集客力を高める狙いだ。
豚骨ラーメンで知られる福岡県だが、うどん人気も高い。資さんうどんのほか、「ウエスト」「釜揚げ牧のうどん」などのチェーンがしのぎを削っている。(松本真弥)
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