富士電機は6日、2024年7〜9月期に投資有価証券売却益163億円を特別利益として計上すると発表した。8月1日から9月4日にかけ政策保有していた株の一部を売却した。具体的な銘柄名や銘柄数は非公表。今回の売却益は7月に公表した25年3月期の通期業績予想に織り込み済みという。

同社は7月25日、コーポレートガバナンスコード(企業統治指針)に基づく政策保有株の縮減と成長戦略のための設備・研究開発投資資金の確保などを目的として投資有価証券の一部を売却すると発表していた。保有している政策保有株をどの程度まで減らすかは明らかにしていない。

同社の25年3月期の連結決算は純利益が前期比7%増の805億円を見込む。今回の政策保有株の売却益計上を織り込み、7月に期初予想から40億円上方修正していた。

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