地域ファンドのFVC Tohoku(盛岡市)は6日、起業家と投資家の交流イベントを開いた。同社が無限責任組合員になって2021年に設立した「もりおかSDGs(持続可能な開発目標)ファンド」の投資事例を通じて地方創生を加速する。
新興の酒蔵、平六醸造(岩手県紫波町)の平井佑樹社長は同ファンドの資金援助を受けて現在の事業を立ち上げた経緯を自治体や金融機関の担当者約20人に説明した。
オンライン参加も交えたトークセッションでは、FVC Tohokuの小川淳社長や紫波町商工観光課の担当者らが参加し、起業補助金などについての紹介があった。
FVC Tohokuは12年、全国に先駆けで地域ファンドの「もりおか企業投資事業有限組合」を設立した。もりおかSDGsファンドはSDGsの17のゴール達成をめざす盛岡周辺と岩手県北部の企業を投資対象にしている。
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