10年に1度の川崎大師大開帳を記念した硬券の乗車券を販売する(イメージ)

京浜急行電鉄は川崎大師(川崎市)の10年に1度の大開帳を記念した乗車券を2000部限定で販売する。オリジナル御朱印帳とのセットで3000円、乗車券のみで1500円をそれぞれ1000部ずつ用意した。5月1日午前7時から川崎大師駅で販売し、売り切れ次第終了する。

大開帳は弘法大師像を飾るための布を開けて一般公開するもので、5月1日から31日まで執り行われる。期間中は赤い字で「南無阿弥陀仏」と書かれた特別な護符「赤札」も授与する。赤札にちなんで記念切符も赤色で印字し、川崎大師で祈祷(きとう)を受けた。多くの参拝客が予想されるため、京急は列車を増発する。

期間中、京急大師線では一部列車が記念ヘッドマークを付けて走る。京急の生い立ちは川崎大師と深い関わりがある。前身の大師電気鉄道は多摩川にかかる六郷橋付近にあった駅から川崎大師の参拝客を運ぶための鉄道として1899年(明治32年)に営業を始めた。当時は関東で初の電気鉄道だった。

大開帳にあわせ一部列車に付ける記念ヘッドマーク(イメージ)

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