塩野義製薬は25日、2024年3月期の年間配当を前の期比で25円増やし160円にすると発表した。従来予想より10円上乗せする。抗エイズウイルス(HIV)薬の販売が伸びるなど業績は堅調で、株主還元を手厚くする。
前期は発行済み株式の10%を保有する英ヴィーブ社にライセンス供与している抗HIV薬が売れ、ロイヤルティー収入が増えた。インフルエンザの流行が続き、治療薬「ゾフルーザ」の販売も伸びた。
株主還元に向けた取り組みとして、23年8月から24年3月にかけて発行済み株式総数の3.5%にあたる1084万株の自社株買いも実施した。
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