燃料装荷状況などを説明する柏崎刈羽原発の稲垣所長(25日、新潟県刈羽村)

東京電力ホールディングスは25日、柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)7号機で進めている核燃料の装荷について、同日午前7時時点で9割が搬入されたと発表した。同日記者会見した稲垣武之所長は「このままのペースでいけば、それほど時間がかからずに装荷が完了するだろう」との見通しを示した。

872体の核燃料のうち、同時刻までに792体が運び込まれた。これまでの作業の中では核分裂を抑える「制御棒」を入れる装置が動かなくなるなどのトラブルが発生した。稲垣氏は「その都度立ち止まり、プラントメーカーや協力企業を含む関係者で対応を協議し安全性を確認した上で作業を継続している」と説明した。

新潟県が24日、同原発の経済波及効果などを公表したことについては「データなどを提出したが、結果についてはコメントできない」と述べるにとどめた。

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