コロナ禍の二輪車ブームが一巡している(原付き2種)

日本自動車工業会(自工会)が5日発表した8月の国内二輪出荷台数は、前年同月比33%減の2万36台だった。減少は8カ月連続。新型コロナウイルス禍に端を発した二輪車ブームで2021〜23年の同月は3万台近くで推移していたが、需要の一巡によって低迷が続く。

排気量別では小型二輪車(250cc超)は64%減の2378台で、減少率が最も大きかった。軽二輪車(125cc超250cc以下)は51%減の3061台、原付き2種(50cc超125cc以下)は18%減の7632台だった。原付き1種(50cc以下)は8%減の6965台だった。

新たな移動手段として急激に普及が進んだ電動キックボードや電動アシスト自転車を含む車両の需要も低迷している。自転車産業振興協会がまとめた電動アシスト自転車などの24年上半期の国内生産・輸入台数は14%減の51万7739台だった。

二輪車はコロナ禍で「三密」を回避する移動手段として、21年ごろから引き合いが高まった。だが、24年に入って低迷が続いている。

【関連記事】

  • ・125ccの二輪車、来年4月にも一部「原付き」に 免許変更
  • ・高値の中古バイク、女性・若者がけん引 SNSで写真交換

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。